2020年8月6日木曜日

ラジオ「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」でのメドレー(4480)に関連した説明の補足

昨夜は「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」に出演させていただき、
楽しく刺激的な時間を過ごさせて戴きました。関係者の方々には心から感謝です。
しかし、番組でのメドレー(4480)に関する僕の説明が酷く、反省しています。

詳細はこちらの動画で、、、

その反省から補足のブログを書きますので、宜しければご覧ください。
X+Yの法則の観点から説明していきます。

メドレーに関するトレードの考え方は以下のようになります。

コロナ前では、X(自分の能力)として、新聞等でオンライン診療を推進する会社としてメドレーを認識していました。そして、Y(世の中の流れ)として、日本でオンライン診療の普及は、かなり先の見通しでした。
しかし、コロナ後で一変します。X(自分の能力)で、メドレーのポテンシャルを分析しつつ、コロナ禍による暴落を見定めていました。具体的にはWHOが運営するWebサイトで毎日確認し、日本を含めた主要先進国のコロナ感染者数と死亡者数の推移を当ブログで記録していました。尚、現在は該当記事を非公開としています。コロナに対する世間の恐怖度の合いを測っていました。
Y(世の中の流れ)としては3月下旬から日本でも深刻になり、議員&厚生労働省VS日本医師会の熱い議論が繰り広げられます。彼らの議論の行方を見守っていました。

この状況の中、日本株は3/19に向けて暴落していきます。コロナの恐怖が全国を襲います。
メドレーは株価1,500円を瞬間的に割り込みます。その時、僕は、

「日本でもオンライン診療を認めざるを得ないだろう」と判断しました。

その瞬間、メドレー株を購入し、議員&厚生労働省VS日本医師会の議論推移を、熱く見守ります。オンライン診療導入に慎重な日本医師会の対応が変化していきました。
それと共にメドレー株は上昇し、僕の判断は正しかったと証明されていきます。やがて初診からオンライン診療が認められ、僕のトレードは終了しました。

っとざっくり書くとこうなります。昨日は本内容を説明したかったのですが、うまく説明できず反省しています。今後の改善余地ありです。頑張ります。


※当ブログの内容(コメント・過去ブログ含む)や紹介しているデータは、個人見解です。各種データの信頼性は保証しません。また、特定銘柄への投資を推奨していません。このため投資は自己責任でお願いします。

2020年8月4日火曜日

一億円の資産に達成した瞬間

一億円の資産(含み益込み)に達成したのは2016年だった。僕は興奮の渦の中に居た。
数十万円から投資を始めた僕は、一億円の資産を夢見ながらも実現するとは思えてなかった。それが、純粋に自分の力だけで達成したからだ。

ある会社の決算短信の中に従業員の情熱を感じたのは同年6月頃だった。
市場での評価は株価で反映される。その理論では当該会社は全く評価されてなかった。
投資家友人は他の会社に夢中でバンバン利益を叩き出していた。
それを横目に僕は冴えない株価の当該会社に心惹かれてしまった。表面上の数字に現れない従業員の情熱に。

当該会社の従業員の情熱は、サラリーマン兼業投資家(当時)には痛いほど伝わってきた。
電気機器の当該会社は通販・直販・小売店の販売チャンネルが、明らかに小売店の販売チャネルが利益を圧迫していた。商品は人気があったが、小売店への卸値が安く低利益であった。小売店からすれば、強力な販売チャネルを提供してるのだから当然の要求と言える。
しかし、小売店販売チャネルが足を引っ張ってるのは明らかであった。
そこで彼らは小売店販売チャネルを捨てることを決意し、TV番組などを活用した新しい直販チャネルの育成を決意する。従来は売上の大半を依存していた小売店販売チャネルを、、、

高齢の経営者や経験豊富な営業担当には相当な決断だと想像できる。しかし、彼らは未来を切り拓くコトに希望を持ったのだろう。本当に素晴らしい決断だと思った。同時に僕は成功するのか疑問にも感じた。従業員の平均年齢が若いとは言えない会社に、新しい販売チャネルを作れるのか?っと。

彼らが縮小した小売店販売チャネルからは明らかに嫌がらせを受けていた。少ないながらも商品を卸してたが、商品の展示スペースが縮小されていた。人気商品であったのに。そして、次の決算発表を迎える。

決算内容は改善を見せていた。小売店販売チャネルは明らかに縮小し、新しいTVと連携した販売チャネルは絶好調であった。3カ月の間に慣れない販売チャネルの開拓を苦労する従業員の汗を感じた。決算短信の文面でも十分に彼らの苦労は読み取れた。その苦労と引き換えに彼らは未来を切り拓いたのだろう。僕は決算短信を読みながら、目頭が熱くなったのを覚えている。僕は当該会社の株を買い増しした。この時点でも周囲の投資家からは評価されてなかった。

投資もビジネスも答えのない未来に大切なものを託す。そういう意味では僕も当該会社と運命共同体であった。数千万円レベルのポジションを持っていた。当時の僕にとっては数千万円レベルのポジションとは自分の資産以上を投資してた。それだけ当該会社の従業員の情熱に感銘を受けたし、未来を確信してた。
その後、当該会社は中国への通販に進出し、業績を圧倒的に伸ばす。そうした中、次の決算発表を迎える。

その決算発表の結果は圧倒的な成長を示してた。夜間PTSではS高で張り付いていた。当時の僕は経験が少なく、圧倒的な数字が株価にどう影響するのか予測不可能だった。翌日、株価はS高張り付きだった。全く寄り付く気配がない。僕は震えた。心の中で当該会社の従業員に祝福を伝えた。その後、株価は上昇を続け、僕の心は躍動した。人生でこんなにお金が増えることは初めてだったからだ。

投資の勉強を始めたとき、億トレって人たちが居ることは知っていた。努力するための憧れであったが、自分が成れるとは思ってなかった。
ひたすら努力を続けてきた。才能の無い僕は、友達との交流も、恋愛も、仕事での出世も、両親への親孝行も、色んなものを捨てて努力するしかなかった。上昇する株価は僕の資産を一億円以上に押し上げていた。上昇する株価を見ながら、捨ててきた色んなものを思い返し、こう思った。

”良かった。本当に良かった。”。そう何度も独り言を繰り返した。

それ以上の言葉が出なかった。色んなものを捨てて努力したけど、成功できなければどうしようって何度も不安になっていたからだ。そもそも何の努力が投資で成功するか保証されてない。その不安を振り払うように自分なりに正しい努力を続けてきた。

そうして僕はトレードの画面を見ながら泣いていた。

投資やビジネスで勝つ教科書は無いと思ってます。世界情勢や投資環境は日々変化し、市場参加者のレベルは上昇する。教科書が無いということは、正解がないということです。正解がないからチャンスが生まれ続け、リターンのために努力する。努力の末に生まれた緻密な戦略で成果が生まれ、想いが成就する瞬間は本当に素晴らしい。体験してみるのをお勧めします。





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