2024年3月2日土曜日

2024年2月を超えて

ご無沙汰しております。

今月もプラスですが、まったく市場好況の恩恵を受けれてません。今年は頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(2月末) +8.89%


§市況

・ドイツ銀行やあおぞら銀行で、米国商業用不動産の巨額貸倒引当金が設定されました。この引当金で減益決算を発表。配当狙いの投資家が多かった減配あおぞら銀行は20%以上の大幅安。金融庁は同様の損失計上が他行に広がるとは考えておらず、火消の声明を発表。きな臭くなって来ました。

・ヤマトHDは2024年3月期は連結純利益が前期比-22%の360億円と発表した。従来予想は+13%の520億円であった。下方修正の要因は、①物価高によるEC個人消費の弱さ、②2024年問題などの人件費増、③国際輸送の減少。不景気の気配を感じる

・電子部品大手の決算が弱い。スマフォやPC、FA、DC向けパッケージ、HDD読み取り基板、EVの弱さが目立つ。太陽誘電、日東電工、ローム、京セラが苦戦している。生成AI関連以外は需要が疑問視される。

・東京木材埠頭と日本木材輸入協会によると、東京地区の輸入木材在庫量(北米、欧州、ロシア材のうち針葉樹、集積材含む)は、1月末で79,154立方メートル(前年同月比-37%)。問屋曰く「需要は弱い。不足感は全くない」。インフレで建売住宅の需要が大きく減っている。

・上場企業2024年3月期純利益が43.5兆円(前期比+13%)と3期連続で過去最高を更新し、2023年5月期初予想から3.5兆円上振れする。理由は値上げの浸透や、人流回復、円安進行が挙げられる。来年の懸念は中国経済の弱さ。

・台湾IT関連主要19社の1月売上高は1兆2,284億台湾ドル(5兆9,000億円)と2カ月連続マイナスの前年同月比-8.3%だった。iPhone生産の鴻海は20.9%減収、AI関連のTSMCは7.9%増収と対照的。AIは良いが、スマフォはダメの構図が鮮明。

・米国商業用不動産向け融資の不良債権化リスクが高まっている。2024年は商業不動産向けローン5,440億ドル(80兆円)規模の償還が必要で、28年までの5年合計では2.8兆ドルが召喚される。リモートワークの定着化で23年10-12月期は米オフィス空室率は19.6%と過去最悪を更新中。

・塩化ビニル樹脂の輸出価格が2カ月ぶりに上昇。インド向けが840~860ドル/t、中国向けが765~785ドル/tと共に前月比+3%となった。インドのモディ政権は農業に注力し、新イランのフーシ派による船舶攻撃で供給不足となっている。中国の不動産市況は改善していないので、インド向け価格の改定が中国向け価格の改定を促進した。

・米国バイデン政権は、中国製のインターネット接続できるコネクティッドカーは遠隔操作や情報漏洩の危険があるので、規制する可能性を示唆。中国も米国車を規制しているので、対抗措置の意味合いが強い。


§東証から感じたコト&3月の見通し

2月の月例経済報告で国内の景気判断を下方修正しましたが、日経平均は史上最高値を突破しました。個人消費が低迷しているコトが理由です。この状況は前回のバブル時日経最高値とは全く異なる状況を示しています。AI向け半導体が大きく相場を引っ張っており、その他の銘柄は全く追従出来てない状況を観測してます。しかし、めちゃくちゃに指数が強い。3月は下落すると予想するが、このまま上昇するなら日本株の歴史的な構造転換を目撃できるとワクワクしてます。


§東証先物+現物の売買動向

外国人の買いが減速傾向。何度も先物コール売り買戻しによる大陽線が観測され、今後の展開を注視したい。3、4月に関してはファンドの株式保有割合見直しによる利益確定売りを予想。






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2024年1月31日水曜日

2024年1月を超えて

ご無沙汰しております。

今月はプラスでした。年初から縁起がいい。今年も頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(1月末) +4.60%


§市況

・自動運転のモービルアイ・グローバルが4日に2024年12月期決算を発表し、減収減益見通しで24%下落した。これに反応して自動車関連半導体株のルネサスが大きく下落。

・米マイクロンの決算が好調。12月に発表した決算は、23年9-11月期で、売上高が47億2600万ドルと事前の市場予想を上回った。23年12-2月期予想も市場予想を上回った。AI関連のHBM周辺の需要が強い

・サムスンの2023年10-12月期営業利益は2兆8,000ウォン(約3,000億円、前年同月比-35%)で、7-9月期より15%増益となった。3四半期連続プラスで、半導体在庫の解消が進んだことが鮮明となった。

・TSMCの2023年10-12月期決算は売上高196億ドル(前年同月比横ばい)で粗利率53%を確保。3ナノ半導体とスマートフォン向け復活が業績を牽引。2024年通期の設備投資は280~320憶ドル(前年300億ドル)と増加する可能性を示唆。

・2023年12月大口取引価格DDR4型8ギガビット品が前月比+3%(1.7ドル/個)、4ギガビット品は前月比+4%(1.3ドル/個)と23年11月から上昇を継続。前年同月比ではそれぞれ10%程度安い。24年Windows10サポート切れ更新需要で、安値確保の動きが始まる。

・電子情報技術産業協会が2023年国内PC出荷台数が666.7万台(前年比-2.9%)と発表。統計を取り始めた07年から過去最低。

・アルミニウムの国際価格が上昇し、LMEでは3カ月先物が前日比+4%の2,237$/tまで上昇。EUがロシアを対象としたアルミ制裁を検討したため。

・不二製油が大幅な下方修正を発表した。背景として買収した米国ブラマー社の不調が指摘されている。コロナによる消費減衰で米国でチョコレートの販売が不振。

・米国テスラ2023年10-12月期決算は、売上251億6,700万ドル(+3.5%)純利益79億2,800万ドル(2.2倍)調整後EPS71セント(予想下回る)。()は前年同月比。納入台数は48万4,570台(過去最高)とだったが、営業利益率は8.2%(前年比-7.8pt)と悪化。2024年の生産と納入台数の成長率は去年を大きく下回る可能性を言及。

・ASML2023年10-12月期(前年比)は、売上高72億3,700万€(+12・5%)、純利益20億4,810万€(+12.7%)、EPS5€20セント(予想上回る)、10-12月期受注額は92億€と4半期ベースで過去最高。2024年通期見通しは、輸出規制が中国での売り上げに悪影響となり、2023年から横這いと予想。

・中国市場での自動車値引きが続く。易車研究院によると、中国市場での平均値引き額は21-22年は1.5~2万元。23年1-9月は2.6万元(52万円)。特に9月のエンジン車の値引きは3万元以上で、新エネ者は1万元強程度に収まっている。

・ナフサ国産価格が2023年10-12月期:72,800円/kg(+14%、7-9月期比)。国際価格の1Q遅れで反映される。中国を中心としたアジアのナフサ需要が上昇したため。今後は紅海の海上経路を回避するため、1-3割のアジア外製品の価格が上昇する可能性がある。


§東証から感じたコト&2月の見通し

年初から非常に強い相場でした。当初は強い理由が全く分からず、ヘッジ売り等で苦しみました。米国や中国が弱いのに、日本だけが圧倒的に強い。しかも、NISA日本人ですら、日本株を買わないって言われてたのにって思ってました。買ってたのは中国人。自国経済に悲観して、日本株を買うブームだったとか。買いの正体が分かれば、対応は可能ですね。

日本株の好調決算が報告されてますが、自動車関連が非常に強いですね。しかし、主要消費国の中国で、自動車値引き販売が大きくなっています。これが継続すると、厳しいですね。注視すべきです。2月は反動で安くなるでしょう。


§東証先物+現物の売買動向

外国人の買いが凄い。






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2023年12月30日土曜日

2023年12月を超えて

ご無沙汰しております。

今月はマイナスでした。来月は取り戻せるよう頑張ります。

2023年初来パフォーマンス(12月末) +38.20%


§市況

・世界の製造業在庫が310兆円(9月末)と、コロナ前比較で3割増加した。供給網整備と中国不況で在庫が積みあがった。産業機械や電子装置・機器などの7割越え品目で在庫が積み増されている。ファナック、ダイキン、三菱電機が不景気を感じている。対して、PCなどの「コンピューター・ハードウェア」の在庫は56日と23年7~9月期に7四半期ぶりの低水準

・日本主要企業の2024年経常利益見通しは+7.3~8.1%であった。By国内証券大手3社。自動車が好調持続と在庫調整が進んだ半導体や電気が増益率で10%代と回復が鮮明になる。電力は反動減となる様子。しかし、想定為替が145~150円/$なので、現状と乖離してる不安要素もある。

・米国でEV購入支援策の対象から「懸念がある国の材料を使用した外国事業体」を除外する。中国、ロシア、北朝鮮が対象で、車載電池は2024年から鉱物は2025年から実施する。

・ギニア石油施設爆発で、国内の燃料不足予想。同国で生産されるボーキサイトは中国輸入の7割と豪州輸入の3割を占める。アルミ価格が暴騰の懸念。

・12月15日QQQナスダック100から7500億円が資金流出。2000年以来。当時はその後2年間で70%下落。

・フーシ派が紅海船舶を襲撃し、紅海やスエズ運河を迂回するコトで世界の輸送能力2割減が予想されている。インフレ再燃の予想も出てきた

・日銀が金融政策の現状維持を決定。賃金の上昇を伴う物価安定目標の達成には至ってないので、今の金融緩和を粘り強く続ける必要があると判断した。直前の「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」発言から、利上げが予想されたのは完全に否定。政府からの圧力か?との憶測も飛び交った。

・FOMCで利上げ打ち止めを示唆し、将来の利下げ時期を議論したことを報告。事前の利下げ期待を否定する予想を完全に否定し、ハト派姿勢を鮮明化した。ドル安と株高が一気に進む。

・23年1~11月工作機械受注は前年比-16%となり、年初の見通しを下回った。受注澪と押しDIは-19.2とさらに冷え込む予想。中国は工作機械受注は10月が-37.3%、11月が-25.3%と縮小している。

・PC向けSSDの10-12月期大口取引価格が+9%(前四半期)となった。HDDの10-12月期大口取引価格は前四半期+9%(デスクトップPC、監視カメラ用)、前四半期+10%(ノートPC用)。日本では、磁気ヘッドのTDK、磁気ディスクのレゾナックホールディングス(旧昭和電工)、富士電機、小型精密モーターのニデック(旧日本電産)、ミネベアミツミが、それぞれ専業メーカーとしてHDD向け部品事業を手掛け、いずれも外販で世界トップクラスのシェアを確保している。2025年10月にWindows10サポート切れを意識したい。

・新NISA積み立て予約が月2,000億円となり、海外投資信託を買い付ける予定。年間2.4兆円がドル買い。海外投資家の年間売買は数兆円なので、FRBが利下げしても円高にならない可能性もある。



§東証から感じたコト&1月の見通し

半導体市況はメモリやHDDの改善が新聞記事になってきました。短期的には相場は天井かもしれません。TSMCに続いて、サムスン電子が米国での半導体量産を延期するそうです。日経平均を支えたのは為替感応度が高いシクリカル銘柄です。FRBの利下げ(市場織り込み回数が6回と高すぎるが、、、)と新NISA、貿易収支赤字のバランスでドル円の方向感を見ながら、トレードしていきたい。大統領選年なので、4月まではGDGD、10月までは希望上昇、11月に波乱の大底、新年に向けてはハネムーン期間。必要に応じて円高メリット株を攻めていきたい。

§東証先物+現物の売買動向

外国人が現物を大幅売り&先物大幅買いの12月第1週が終わり、先物を少し売って年末を迎えました。米国では安くなって年末を迎えてきます。ポジを大量に抱えた機関投資家は年初から利益確定で入ってくると想定しました。






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