2023年12月30日土曜日

2023年12月を超えて

ご無沙汰しております。

今月はマイナスでした。来月は取り戻せるよう頑張ります。

2023年初来パフォーマンス(12月末) +38.20%


§市況

・世界の製造業在庫が310兆円(9月末)と、コロナ前比較で3割増加した。供給網整備と中国不況で在庫が積みあがった。産業機械や電子装置・機器などの7割越え品目で在庫が積み増されている。ファナック、ダイキン、三菱電機が不景気を感じている。対して、PCなどの「コンピューター・ハードウェア」の在庫は56日と23年7~9月期に7四半期ぶりの低水準

・日本主要企業の2024年経常利益見通しは+7.3~8.1%であった。By国内証券大手3社。自動車が好調持続と在庫調整が進んだ半導体や電気が増益率で10%代と回復が鮮明になる。電力は反動減となる様子。しかし、想定為替が145~150円/$なので、現状と乖離してる不安要素もある。

・米国でEV購入支援策の対象から「懸念がある国の材料を使用した外国事業体」を除外する。中国、ロシア、北朝鮮が対象で、車載電池は2024年から鉱物は2025年から実施する。

・ギニア石油施設爆発で、国内の燃料不足予想。同国で生産されるボーキサイトは中国輸入の7割と豪州輸入の3割を占める。アルミ価格が暴騰の懸念。

・12月15日QQQナスダック100から7500億円が資金流出。2000年以来。当時はその後2年間で70%下落。

・フーシ派が紅海船舶を襲撃し、紅海やスエズ運河を迂回するコトで世界の輸送能力2割減が予想されている。インフレ再燃の予想も出てきた

・日銀が金融政策の現状維持を決定。賃金の上昇を伴う物価安定目標の達成には至ってないので、今の金融緩和を粘り強く続ける必要があると判断した。直前の「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」発言から、利上げが予想されたのは完全に否定。政府からの圧力か?との憶測も飛び交った。

・FOMCで利上げ打ち止めを示唆し、将来の利下げ時期を議論したことを報告。事前の利下げ期待を否定する予想を完全に否定し、ハト派姿勢を鮮明化した。ドル安と株高が一気に進む。

・23年1~11月工作機械受注は前年比-16%となり、年初の見通しを下回った。受注澪と押しDIは-19.2とさらに冷え込む予想。中国は工作機械受注は10月が-37.3%、11月が-25.3%と縮小している。

・PC向けSSDの10-12月期大口取引価格が+9%(前四半期)となった。HDDの10-12月期大口取引価格は前四半期+9%(デスクトップPC、監視カメラ用)、前四半期+10%(ノートPC用)。日本では、磁気ヘッドのTDK、磁気ディスクのレゾナックホールディングス(旧昭和電工)、富士電機、小型精密モーターのニデック(旧日本電産)、ミネベアミツミが、それぞれ専業メーカーとしてHDD向け部品事業を手掛け、いずれも外販で世界トップクラスのシェアを確保している。2025年10月にWindows10サポート切れを意識したい。

・新NISA積み立て予約が月2,000億円となり、海外投資信託を買い付ける予定。年間2.4兆円がドル買い。海外投資家の年間売買は数兆円なので、FRBが利下げしても円高にならない可能性もある。



§東証から感じたコト&1月の見通し

半導体市況はメモリやHDDの改善が新聞記事になってきました。短期的には相場は天井かもしれません。TSMCに続いて、サムスン電子が米国での半導体量産を延期するそうです。日経平均を支えたのは為替感応度が高いシクリカル銘柄です。FRBの利下げ(市場織り込み回数が6回と高すぎるが、、、)と新NISA、貿易収支赤字のバランスでドル円の方向感を見ながら、トレードしていきたい。大統領選年なので、4月まではGDGD、10月までは希望上昇、11月に波乱の大底、新年に向けてはハネムーン期間。必要に応じて円高メリット株を攻めていきたい。

§東証先物+現物の売買動向

外国人が現物を大幅売り&先物大幅買いの12月第1週が終わり、先物を少し売って年末を迎えました。米国では安くなって年末を迎えてきます。ポジを大量に抱えた機関投資家は年初から利益確定で入ってくると想定しました。






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2023年12月1日金曜日

2023年11月を超えて

ご無沙汰しております。

今月はプラスでした。先月のマイナスを取り返せませした。

2023年初来パフォーマンス(11月末) +41.52%


§市況

・FRBパウエル発言の動向として、米国10年債金利5~4.5%に安定操作したい意図が感じられる。金利が高すぎると経済が不安定化するし、金利が低いとインフレが再加熱する。これらの数字を見ながら、ハト派とタカ派の発言をしてるように見える。BOXを意識した運用を考えれば、対応し易そう。

・7-9月期大・中企業向け融資の貸出基準は35.6%が厳格化し、企業の借り入れ需要は-30.5と5四半期連続のマイナス。

・AMD7-9月期決算(前年比)は売上高+4.2%、純利益4.5倍、EPS70セント(予想以上)。データセンタ▲0.7%、パソコン+42.2%、ゲーム▲7.7%とパソコンが牽引。10-12月期売り上げ見通しは61億ドル±3億ドル(市場予想63億7,000ドル)と市場予想に届かない。半導体は復活しつつあるが、市場の織り込みが強すぎる印象。

・米財務省は海外中央銀行で、米国債の需要が低下していると感じている。発行額伸び(前年比)は10年債+20億ドル(8月は+30億ドル)、30年債は+10億ドル(8月は+20億ドル)と10年債の起債額トレンドが低下した。これを受けて、10年債金利が低下する場面があり、10年債の品薄感演出により金利低下した。

・10月ISM製造業指数(前月比)は新規受注45.5(▲3.7)、生産50.4(▲2.1)、雇用46.8(▲4.4)、支払価格45.1(+1.3)となった。要約するとインフレで生産活動が低下しているとの状況を現わしている。

・2024年3月期上場企業の純利益見通しは前期比+13%(+6%:9月時)と好調。7-9月期GDP速報値は-2.1%(前月比年率)で、個人消費は-0.04%(2四半期連続)と低迷。実質の雇用者報酬は-2.0%(8四半期連続で前年割れ)、設備投資も-0.6%(2四半期連続)。上場企業と国内GDPの差が歴然となった。

・3月期決算企業で17日までに決算発表した1,074社集計では、全体の純利益は10%増の3年連続増加。

・10月DRAM大口取引価格は前月から6カ月連続の横ばい。メモリーメーカ減産やPC販売が伸びない。DDR4型8ギガが1.48ドル前後、4ギガが1.1ドル前後。モジュールメーカはDRAM需要が貯まっており、一定量以上のDRAM調達を控えている。値上げは拒否姿勢。

・NVIDIA8-10月期決算で、売上高181億ドル(予想161憶ドル)、EPS4.02ドル(予想3.37ドル)と予想以上の好決算。AI関連の堅調な業績が確認された。しかし、中国への輸出規制が業績の重しになる可能性を説明され、発表後の株価は高値で停滞している。

・米国ベージュブックでは経済活動は原則と報告された。消費者は価格に負けて、家電等の消費が減った。更に労働需要は緩和傾向、物価が高止まりか減速傾向。今後の6~12カ月の見通しは悪化。



§東証から感じたコト&12月の見通し

半導体市況はメモリの価格が改善してきました。AIは絶好調なので、半導体復活が見えてきました。もう上がってる銘柄が多いですが、、、中国規制リスクや中国からの撤退検討の企業が多く見られてきました。経済フローが大きく変わるかもしれません。1月台湾選挙は注目ですね。米国の雇用と消費が減速してきました。GDPは良いですが、急減速する可能性もあり、シクリカル銘柄が買えないです。下がったら、シクリカル銘柄買いたいですが、そういう人が多そう。


§東証先物+現物の売買動向

2週連続で、外国人が1兆円の買い越したので、大きく期待しました。しかし、現時点では天井を付けただけで終わってます。やはり、年末特有の短期トレンドが加速した感じでしょうか?10月までの米国値動きでは、利益の出てない機関投資家が多いはず。年間成績で給料が決まるファンドマネージャーは、年末に向けた短期トレンドに付いて行きたくなる性格ですから。







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2023年10月31日火曜日

2023年10月を超えて

ご無沙汰しております。

今月はマイナスでした。メインポジを抱えたまま市場に下げさせられた感じです。

2023年初来パフォーマンス(10月末) +29.51%


§市況

・テスラが出荷台数低下を受けて、モデル3とモデルYを約5%値下げ。米国自動車ローン金利が8%に迫る状況も関係している。開発している自社開発半導体D1を搭載した自動運転に特化したスパコンDojoの採用や、生産プロセス改善とBATT供給網の活用でコスト削減を行う。

・米国過剰貯蓄の上方修正が行われ、0.9→1.4兆ドルになった。今秋には貯蓄が枯渇すると言われていたが、今後20カ月は消費堅調と予測できるとのコト。米国経済は堅調さが続く。

・サムスン7-9月期半導体部門の営業損益は3兆8,000億ウォン(4,180億円)の赤字で、4-6月期4兆4,000億ウォンの赤字から改善。一時記憶DRAMがAI特需で回復したためと分析される。NANDは回復が遠い。この状況を受けて、日本の半導体銘柄が一斉高の現象が発生。今後の復活に期待が寄せられる。日本株で好反応したのは、ローツェ、野村マイクロ、トリケミカル、ハーモニック、東洋合成、ソシオ、ディスコ、芝浦、オルガノ、東京エレ、東エレデバ。

・10月4日米国下院マッカーシー議長が解任動議で解任されました。史上初の珍事。米国債務上限の繋ぎ予算で、共和党利益より民主党利益を優先した判断した一部の共和党議員により動議が可決。米国下院がマヒ状態に。今後の予算審議が停止され、混乱が予想される。

・TSMC3Q決算は純利益24.9%減であったが、CEOは見通しの明るさを語った。「過去数か月、PCとスマフォの消費者市場で需要の安定化が見られ始めた。在庫管理が想定より健全になっている」とCEO発言。熊本工場の2024年末稼働は計画通りであるとも語り、設備投資計画が順調であることも表明した。

・米テキサス・インスツルメンツの10-12月期(第4四半期)売上高見通しは、市場予想を下回った。産業機械向けを含む幅広い電子部品で需要がなお低迷していることが示唆された。CEOは発表文で7-9月(第3四半期)について「自動車分野の成長は続いたが、工業分野の低迷は広がった」と指摘した。

碧桂園のドル建て債について、初のデフォルトを確認した。ドル建て債のデフォルトは、碧桂園が資金繰りに行き詰まりディストレス状態に転落したことを浮き彫りにする。

・家計の超過貯蓄は2024年1Qに枯渇する(GDP増加前は23年末に枯渇予想)と推測。消費が今後は一層減衰する。BNPパリバの試算による。

§東証から感じたコト&10月の見通し

半導体市況は車とロジックは良いけど、メモリがダメって状況は改善しませんね。中国関連のメモリ事業はダメっぽい印象。これから詳しく見るけど、スクリーンとアドバンテストの差異は重点的に確認したい。

イスラエルとハマスについては衝撃だった。内容は書かないけど、今後は大規模テロが起きても不思議じゃないくらいに、揉めてる印象。リスクテイク意欲は低下させる。

一旦は上昇トレンドかと感じますので、11月は上昇に乗っていきたいです。


§東証先物+現物の売買動向

9月初旬から現物を叩き売って、9月下旬と10月当初に先物で下値を叩く勢力が出てきました。上田和男総裁の日銀上値目途1%の機動的な政策運営が明らかになり、マイナス金利維持でショートカバーが出ました。来週の投資主体別をしっかり確認したい。一旦は灰汁抜けで、少し上昇トレンドかと感じます。









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