2021年2月28日日曜日

日本はヤバくない?

バブル時代(1985~1991年)、日本の貿易は絶好調だった。

貿易収支は10兆円以上を毎年稼ぎ、日本の好景気を支えた。

このデータを見ると、当時現役世代であった2021年現在55~80歳の方々は、

強烈に外貨を稼いでるって感じます。










バブル期直後の1997年の日本人平均年収は467万円で頂点だった。

その後は凋落し、2016年は422万円、2021年は436万円と低迷している。

(参照データ:国税庁「民間給与実態統計調査」


20年以上前の年収を超えれていない。これは日本だけの現象だろうか?

1997年を100として、2016年の世界各国の年収推移を比較すると、

日本は一人負けの状態です。


スウェーデン:138.4

豪州    :138.1

仏国    :126.4

英国    :125.3

米国    :115.3

日本    : 89.7


参照データ:実質指数の推移の国際比較



理由の考察として、日本の経常収支を日本貿易会のデータ分析してみましょう。

経常収支は主に貿易収支、サービス収支、第一次所得収支等から構成されます。

2008年以降の推移を以下に示します。

併記している訪日外国人数は国土交通省観光庁を参照。


用語説明リンク

貿易収支 、サービス収支、 第1次所得収支 


2019年は貿易収支(輸出ー輸入)では殆ど利益が出ず、サービス収支(外国人へのサービス)がトントン。第一次所得収支(海外からの配当や利子)が貿易収支の利益を支えている構造となっている。

2014年から訪日外国人が増加して、サービス収支が改善してくれたのが救いですね。しかし、あれだけ盛り上がったインバウンド消費でも、貿易収支としてはトントンは意外ですね。

しかし、

貿易収支って、バブル期に比べて激減してね?

日本は貿易立国であるって、学校で習いませんでした?

データと合ってなくない?

日本はヤバくない?

って感じるのは僕だけでしょうか?

バブル期には10兆円の貿易黒字だったけど、2019年は5,000億円の利益しか有りません。

貿易収支の激減は原油高のためって説明されることがあります。

   図 WTI原油先物価格(期近もの)の推移 参照:新生銀行


2000年までは20[$/バレル]で推移してましたが、大きく上昇しています。2021年2月28日現在で61[$/バレル]です。

日本はエネルギー資源が乏しい国です。しかし、根幹の経済活動はエネルギー資源に支配されています。エネルギーが生み出す電気が無ければ、工場は動かない・流通が止まる・人の移動が止まるってなります。経済が詰みます。

これだけエネルギー資源である原油価格が上昇すると、加工貿易の日本は貿易収支で利益を上げれないでしょう。

頼みの綱は海外投資から得られる第一次所得収支です。しかし、日本人の6割が勤務するといわれる中小企業で、第一次所得収支を安定的に得られる企業は少ないでしょう。

大企業でも第一次所得収支を安定的に得るのは難しくないですか?

このことから、第一次所得収支がキャッシュフローに反映されないセグメントの日本人が大半だと仮定しましょう。バブル時代と比べて、このセグメントは減少した貿易収支でキャッシュインは激減。しかし、キャッシュアウトは高騰する原油価格で激増。このキャッシュフローで給料が上がりますかね?

その一方で日本の経済収支を支える第一次所得収支を稼いでいる企業があるのも事実。

この辺りに、日本人の平均年収が低下し、一部の日本人の給与が高騰している要因もありそうです。

この現状で、僕を含めた一般庶民が出来る行動は二つ。

①自分の能力を高め海外から収入を得られるようにする

②貿易収支や第一次所得収支を得られる企業の株を買う

と感じます。

①は自分の貿易収支を向上させることです。

②は企業が稼いだ第一次所得収支を、日本人に還元させる効果があります。また、当該企業の株価を維持し、資本調達力を高める効果あります。その資本を活用して、更に大きな第一次所得や貿易収支を得られる商品・サービスの開発を支援する効果もあります。

日本の国富を向上させるために、自分に何が出来るかを考える必要ですね。

これからも僕は悩み、行動し、チャレンジを続けます。


※当ブログの内容(コメント・過去ブログ含む)や紹介しているデータは、個人見解です。各種データの信頼性は保証しません。また、特定銘柄への投資を推奨していません。このため投資は自己責任でお願いします。


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2021年2月15日月曜日

投資を始めたキッカケ

僕は全力を尽くして、遥か高みの何かを掴みたかった。

何かを掴むために人生を使いたかった。


投資の勉強を始めた当初は、こういう想いが強かった。

キッカケと言えるかは分からないけど。

会社員を長く経験して来た。巨大で安定してるけど、成長しない企業。

今なら成長しない理由を解析できるけど、それはしない。


当時、僕が見えていた景色だけで充分だ。

・地味な努力や資金投入はしたくないけど、強い商品やサービスが出来ると思い込む。

・既得権益の売上のみで、市場を切り拓いた経験者が居ない。

・市場を切り拓く努力が何か分かっていない。

・何も考えず、何も決めない。

勤めていた会社では、こういう景色が見えていた。


こういう景色の中で人生の大切な時間を浪費することに怯えていた。

そんなとき、「自己プロデュース力」を読んだ。

当時の僕は驚いた。

漫才で間の数やオチのパターンを分析し、ビジネスで成功する笑い傾向を掴む。

自分に出来る漫才は何かを考えて、寿命の短いターゲットを絞った漫才を開発する。

寿命の短い漫才で勝負し、勝利者となる。

自覚していた漫才の短い寿命が来て、漫才コンビを解散する。


努力とは何か、勝負とは何か、商品やサービスとは何か、切り拓くとは何か、

成功とは何か、考えさせられた。


僕は全力を尽くして、遥か高みの何かを掴みたかった。


僕には飽くなき探求心がある。

僕には何処にでも行ける脚がある。

僕には前を向く気力がある。

僕には自分の場所を認識できる目がある。

これらで自分が何処まで行けるか知りたい。

老人になって、何処にも行けなくなる前に。

もっともっと前に進みたかった。

そう思って色んな可能性を試し、投資を選んでチャレンジし始めたんだと思う。

これがキッカケに近いと思う。



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