2023年8月2日水曜日

2023年7月を超えて

ご無沙汰しております。

今月もプラスを確保できました。感謝です。

2023年初来パフォーマンス(7月末) +22.03%


§市況

・7月10日発表6月米国雇用統計の黒人失業率が、6%と5月5.6%から悪化。2か月連続の悪化で、5月は1%弱の悪化していた。コロナ期間を除くと、2009年来の急速な悪化である。歴史的に見て、景気低迷時に最初の解雇が黒人と言われており、今回の悪化が景気後退への懸念と捉えられる。

・新型iPhoneは最先端半導体3ナノを搭載し、高性能化を図る。販売の3年サイクルからは2024年に携帯が売れる予測となるが、実際には如何か?

・日本国内の1~6月企業倒産件数は4,042件(前年比+32.1%)と2018年以来の高水準、景気ウォッチャー調査の現状判断指数53.6(前月比-1.4)と5カ月ぶりの悪化。ゼロゼロ融資の返済本格化や、原価や人件費増加による影響。

・中国6月消費者物価指数CPIは0.0%(前年比)、6月工業品卸売物価指数PPIは-5.4%(前年比)。中国でもデフレ示唆のデータがあふれ始めた。

・中国4-6月期GDPは前年比6.3%(予想:7.3%)。上海封鎖からの復活に対して、弱かった。失業率の高さや宅市場の回復遅れが目立ち、中国経済復活は鈍かった。

・TSMC2023年4-6月期決算は、売上2兆1,637億円(前年比-10%)、純利益8,170億円(前年比-23.4%)と悪化した。CEOコメントは、「AI向け需要は強いが、中国需要の回復が予想より遅れている」

・某調査で7-9月期主要20品目の8割が供給過剰の計画と判明。自動車や建機、産業用ロボットの生産は半導体不足解消で充足しており、在庫水準の適正化を検討し始めている。テレビ、エアコンの国内出荷は前年同月比-5.8%、スマフォやPCのメーカ予想では需要下振れ懸念がある。

・中国は、現在の経済運営が困難であることを認め、内需拡大に向けた国内需要喚起策を実施する発表を行った。不動産業界が歓迎し、発表当日は関連株が上昇した。

・日銀が10年債の目標金利を柔軟化させ、1%まで許容する政策変更を行った。物価目標を24年は1.9%(前回2.0%)、25年は1.6%(前回1.6%)と下方修正。デフレ脱却は遠いとの認識で、緩和継続を示唆する。

・米国銀行の大中企業向け貸し出し態度(厳格化-緩和)が23年4-6月期で50.8と、銀行の経営環境の厳しさから過去の景気後退期並みとなった。年後半へは全ての融資で基準を厳格化する見通し。企業の借り入れ需要も-51.6(4四半期連続マイナス)と需要が減退している。




§東証から感じたコト&8月の見通し

外食が絶好調だが、先頭を走って来たDDグループが好決算なのに失速している。半導体は決算が悪くても上がる。不思議な状態です。米国ISMは製造業・非製造業ともに悪い状態なのに、小売りを筆頭とした内需が強いので経済は強い。米国政府がコロナや選挙対策で金をバラ巻き、そのお金で未だに生活できている人が多すぎる印象。企業の設備投資意欲や銀行の貸出状況と相場の乖離が大きいので、時間差を受け入れるしかない。生活者の家計が消費されて、株を売らなければならない環境になる迄は、時間がかかる。中国も不景気なので同様の印象。

8月は統計的に一番弱い月。株価も上値が重い可能性。




§東証先物+現物の売買動向

日本株を買う勢いが衰えてきました。分かりやすく日経平均も停滞気味。相場の変化ですね。ここから各投資家の技術の差が現れそう。














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