2024年3月31日日曜日

2024年3月を超えて

ご無沙汰しております。

今月もマイナスです。この異常な上げの恩恵が全く受けれてません。今年は頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(3月末) +8.86%


§市況

・経済産業省はペロブスカイト型PVをFITに2025年度に加える。ビルの壁面などに設置できる特徴のペロブスカイト型PVを推進し、現行型PVの水準より多い、10円/kw時以上で調整する。

・米国TI、独インフィニオン、日ルネサスエレクトロニクス等の車載や産業用半導体の2023年10-12月期平均在庫回転日数は約73日となり、コロナ禍で在庫が余った状態と同程度の日数となった。中国での自動車販売不振が原因と見られるが、2028年に車載半導体搭載額は912ドルと、2022年比で70%上昇する見込みなので成長見込みは強い。

・日銀の金融政策決定会合要旨 

①物価上昇率が2%を下回っている期間では緩和的な金融政策を続ける

②保有ETFの処分はある程度時間を掛けて検討する。

③ETFとREITの買い入れを停止する

④国債買い入れ枠は月額6兆円

⑤YCCとマイナス金利解除

・日銀の金融政策決定会合の背景

①春闘第一回集計では5.28%の33年ぶりの大幅賃上げ

②円安進行でインフレ懸念が蔓延、円安是正を意識した7月利上げ報道もある。

・MUFGは短期プライムレートを2024年12月31日まで金利が維持すると宣言。4月時点の基準金利で6-12月のローン金利が決まるため。

・22日鈴木財務相は為替相場について「高い緊張感をもって注視して来たい」と発言。2022年10月21日に為替介入した151.94円に対して、151円台を推移。神田財務官が発現ないので、155円までは容認か?との思惑もある。

・FOMCでは、①今年の利下げ3回見通しを維持、②今年のある時点で利下げ開始するのが適切、③CPIコア()が+0.4%(インフレ2%なら0.165%だが)と高いが利下げは可能と考える、④政策金利を5.25~5.5%で据え置き

・米国海軍長官が日韓造船会社と会談を行い、米国へ投資を呼びかけた。中国造船所の世界年間建造量50%シェアを持ち、海上物流の大部分を支配している。紛争発生時には米国経済の危機が発生するので、日韓に米国内子会社を設立させて造船能力の近代化を図りたいと考えている。

・北海道、九州、四国を中心に有事に備えた空港と港湾の整備実施する。24年度予算に計上

・岸田首相会見で、①公共工事労務単価+5.9%、②運送業の標準的運賃+8%、建築保全業務労務単価+6.2% と大幅に引き上げ、民間工事の賃上げを促すと表明


§東証から感じたコト&4月の見通し

8日にヘッドウォーター、ラボロAI、さくらIなどのAI関連銘柄が大陰線を引きました。グロース市場の終わりかもしれません。日経225も上髭を付けたので、大型とグロースが同時に終焉したことになります。っと当時は判断しましたが、指数の勢いは全く衰えておりません。原因の一つに緩和姿勢と円安があります。日銀は国債買い入れ額を堅持したことで緩和姿勢を取りました。152円に迫ろうとした際に、鈴木財務相と神田財務官が円安牽制をしました。強い表現で介入一歩手前のイメージです。為替は一旦円安進行を止めました。市場は半導体から不動産と金融へと資金が流れています。この循環で指数を支えています



§東証先物+現物の売買動向

外国人の買いが減速傾向。4月に関してはファンドの株式保有割合見直しによる利益確定売りを予想。3月5日をピークに裁定買い残は減少傾向で、個人の買いで上昇していることが明白となっています。更なる上昇は厳しいと思うが、無限に湧いてくる個人の買いがどうなるか?






ライトプラン 詳細はこちら        


喜ばれるギフトに

 



 




「これがエルセーヌだ!」エルセーヌのエステ体験行ってみた!【画像あり】

 


当ブログの内容(コメント・過去ブログ含む)や紹介しているデータは、個人見解です。各種データの信頼性は保証しません。また、特定銘柄への投資を推奨していません。このため投資は自己責任でお願いします。

 




2024年3月2日土曜日

2024年2月を超えて

ご無沙汰しております。

今月もプラスですが、まったく市場好況の恩恵を受けれてません。今年は頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(2月末) +8.89%


§市況

・ドイツ銀行やあおぞら銀行で、米国商業用不動産の巨額貸倒引当金が設定されました。この引当金で減益決算を発表。配当狙いの投資家が多かった減配あおぞら銀行は20%以上の大幅安。金融庁は同様の損失計上が他行に広がるとは考えておらず、火消の声明を発表。きな臭くなって来ました。

・ヤマトHDは2024年3月期は連結純利益が前期比-22%の360億円と発表した。従来予想は+13%の520億円であった。下方修正の要因は、①物価高によるEC個人消費の弱さ、②2024年問題などの人件費増、③国際輸送の減少。不景気の気配を感じる

・電子部品大手の決算が弱い。スマフォやPC、FA、DC向けパッケージ、HDD読み取り基板、EVの弱さが目立つ。太陽誘電、日東電工、ローム、京セラが苦戦している。生成AI関連以外は需要が疑問視される。

・東京木材埠頭と日本木材輸入協会によると、東京地区の輸入木材在庫量(北米、欧州、ロシア材のうち針葉樹、集積材含む)は、1月末で79,154立方メートル(前年同月比-37%)。問屋曰く「需要は弱い。不足感は全くない」。インフレで建売住宅の需要が大きく減っている。

・上場企業2024年3月期純利益が43.5兆円(前期比+13%)と3期連続で過去最高を更新し、2023年5月期初予想から3.5兆円上振れする。理由は値上げの浸透や、人流回復、円安進行が挙げられる。来年の懸念は中国経済の弱さ。

・台湾IT関連主要19社の1月売上高は1兆2,284億台湾ドル(5兆9,000億円)と2カ月連続マイナスの前年同月比-8.3%だった。iPhone生産の鴻海は20.9%減収、AI関連のTSMCは7.9%増収と対照的。AIは良いが、スマフォはダメの構図が鮮明。

・米国商業用不動産向け融資の不良債権化リスクが高まっている。2024年は商業不動産向けローン5,440億ドル(80兆円)規模の償還が必要で、28年までの5年合計では2.8兆ドルが召喚される。リモートワークの定着化で23年10-12月期は米オフィス空室率は19.6%と過去最悪を更新中。

・塩化ビニル樹脂の輸出価格が2カ月ぶりに上昇。インド向けが840~860ドル/t、中国向けが765~785ドル/tと共に前月比+3%となった。インドのモディ政権は農業に注力し、新イランのフーシ派による船舶攻撃で供給不足となっている。中国の不動産市況は改善していないので、インド向け価格の改定が中国向け価格の改定を促進した。

・米国バイデン政権は、中国製のインターネット接続できるコネクティッドカーは遠隔操作や情報漏洩の危険があるので、規制する可能性を示唆。中国も米国車を規制しているので、対抗措置の意味合いが強い。


§東証から感じたコト&3月の見通し

2月の月例経済報告で国内の景気判断を下方修正しましたが、日経平均は史上最高値を突破しました。個人消費が低迷しているコトが理由です。この状況は前回のバブル時日経最高値とは全く異なる状況を示しています。AI向け半導体が大きく相場を引っ張っており、その他の銘柄は全く追従出来てない状況を観測してます。しかし、めちゃくちゃに指数が強い。3月は下落すると予想するが、このまま上昇するなら日本株の歴史的な構造転換を目撃できるとワクワクしてます。


§東証先物+現物の売買動向

外国人の買いが減速傾向。何度も先物コール売り買戻しによる大陽線が観測され、今後の展開を注視したい。3、4月に関してはファンドの株式保有割合見直しによる利益確定売りを予想。






ライトプラン 詳細はこちら        


喜ばれるギフトに

 



 




「これがエルセーヌだ!」エルセーヌのエステ体験行ってみた!【画像あり】

 


当ブログの内容(コメント・過去ブログ含む)や紹介しているデータは、個人見解です。各種データの信頼性は保証しません。また、特定銘柄への投資を推奨していません。このため投資は自己責任でお願いします。

 




2024年1月31日水曜日

2024年1月を超えて

ご無沙汰しております。

今月はプラスでした。年初から縁起がいい。今年も頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(1月末) +4.60%


§市況

・自動運転のモービルアイ・グローバルが4日に2024年12月期決算を発表し、減収減益見通しで24%下落した。これに反応して自動車関連半導体株のルネサスが大きく下落。

・米マイクロンの決算が好調。12月に発表した決算は、23年9-11月期で、売上高が47億2600万ドルと事前の市場予想を上回った。23年12-2月期予想も市場予想を上回った。AI関連のHBM周辺の需要が強い

・サムスンの2023年10-12月期営業利益は2兆8,000ウォン(約3,000億円、前年同月比-35%)で、7-9月期より15%増益となった。3四半期連続プラスで、半導体在庫の解消が進んだことが鮮明となった。

・TSMCの2023年10-12月期決算は売上高196億ドル(前年同月比横ばい)で粗利率53%を確保。3ナノ半導体とスマートフォン向け復活が業績を牽引。2024年通期の設備投資は280~320憶ドル(前年300億ドル)と増加する可能性を示唆。

・2023年12月大口取引価格DDR4型8ギガビット品が前月比+3%(1.7ドル/個)、4ギガビット品は前月比+4%(1.3ドル/個)と23年11月から上昇を継続。前年同月比ではそれぞれ10%程度安い。24年Windows10サポート切れ更新需要で、安値確保の動きが始まる。

・電子情報技術産業協会が2023年国内PC出荷台数が666.7万台(前年比-2.9%)と発表。統計を取り始めた07年から過去最低。

・アルミニウムの国際価格が上昇し、LMEでは3カ月先物が前日比+4%の2,237$/tまで上昇。EUがロシアを対象としたアルミ制裁を検討したため。

・不二製油が大幅な下方修正を発表した。背景として買収した米国ブラマー社の不調が指摘されている。コロナによる消費減衰で米国でチョコレートの販売が不振。

・米国テスラ2023年10-12月期決算は、売上251億6,700万ドル(+3.5%)純利益79億2,800万ドル(2.2倍)調整後EPS71セント(予想下回る)。()は前年同月比。納入台数は48万4,570台(過去最高)とだったが、営業利益率は8.2%(前年比-7.8pt)と悪化。2024年の生産と納入台数の成長率は去年を大きく下回る可能性を言及。

・ASML2023年10-12月期(前年比)は、売上高72億3,700万€(+12・5%)、純利益20億4,810万€(+12.7%)、EPS5€20セント(予想上回る)、10-12月期受注額は92億€と4半期ベースで過去最高。2024年通期見通しは、輸出規制が中国での売り上げに悪影響となり、2023年から横這いと予想。

・中国市場での自動車値引きが続く。易車研究院によると、中国市場での平均値引き額は21-22年は1.5~2万元。23年1-9月は2.6万元(52万円)。特に9月のエンジン車の値引きは3万元以上で、新エネ者は1万元強程度に収まっている。

・ナフサ国産価格が2023年10-12月期:72,800円/kg(+14%、7-9月期比)。国際価格の1Q遅れで反映される。中国を中心としたアジアのナフサ需要が上昇したため。今後は紅海の海上経路を回避するため、1-3割のアジア外製品の価格が上昇する可能性がある。


§東証から感じたコト&2月の見通し

年初から非常に強い相場でした。当初は強い理由が全く分からず、ヘッジ売り等で苦しみました。米国や中国が弱いのに、日本だけが圧倒的に強い。しかも、NISA日本人ですら、日本株を買わないって言われてたのにって思ってました。買ってたのは中国人。自国経済に悲観して、日本株を買うブームだったとか。買いの正体が分かれば、対応は可能ですね。

日本株の好調決算が報告されてますが、自動車関連が非常に強いですね。しかし、主要消費国の中国で、自動車値引き販売が大きくなっています。これが継続すると、厳しいですね。注視すべきです。2月は反動で安くなるでしょう。


§東証先物+現物の売買動向

外国人の買いが凄い。






ライトプラン 詳細はこちら        


喜ばれるギフトに

 



 




「これがエルセーヌだ!」エルセーヌのエステ体験行ってみた!【画像あり】

 


当ブログの内容(コメント・過去ブログ含む)や紹介しているデータは、個人見解です。各種データの信頼性は保証しません。また、特定銘柄への投資を推奨していません。このため投資は自己責任でお願いします。