2024年12月1日日曜日

2024年11月を超えて

 ご無沙汰しております。

ごちゃごちゃが全くかみ合わず。今年は頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(11月末) ー11.32%


§市況

・9月米国ISM製造業指数は46.5(予想47.6)と悪化。不況時には42以下となるのが目安。新規受注47.1(前回比-1.0)、支払価格54.8(前回比+6.5)、雇用44.4(前回比+0.5)。インフレが再上昇、受注悪化。雇用は改善って印象。支払い価格も改善だから、インフレが再燃。製造業はインフレで悪化が続いている。経済が不況に突き進んでる。

・8月米国ISM非製造業指数は56.0(予想55.5)と回復。不況時には42以下となるのが目安。新規受注59.4(前回比+1.7)、支払価格59.4(前回比+1.3)、雇用48.1(前回比-4.9)。インフレ再燃、受注復活。雇用が低下。単なる景気は回復傾向だが、雇用は停滞って印象。

・日本製造業の2024年4-9月期で最終減益・赤字の企業が4割を超えた。中国の自動車関連や素材(石化、製鐵)、米国の建機が低迷した。中国の不景気や安価な製品に負ける局面。AI関連は堅調に推移。特にアドバンテストと日東電工が目立つ。

・iPhonePro16とPixel9Proの分解調査すると、iPhoneは原価6割でPixelは原価57%であった。iPhoneは3ナノ半導体を使用し、原価全体の1/4を占めている。Pixelは4ナノ半導体を使用し、iPhoneより55ドル安かった。有機ELディスプレイはiPhoneで110ドル、Pixelで75ドルであった。iPhoneは消費電力を抑える画面更新の変更機能があり、高機能ディスプレイを使用している。カメラ部品もiPhoneの方が91ドルで、Pixelが61ドルと高価。iPhoneの戦略としては、原価率を高くして価格を据え置く高品質低価格路線でPixelと差別化したい。

・中国の半導体製造装置市場は、2025年で前年比ー5~ー10%の見通し。中国国内の設備稼働率が低下しており、市場の縮小が予想される。更に2023~2027年で、中国はー4%、米国は+22%、欧州・中東は+19%、日本は+18%です。2024~2027年の半導体設備投資支出は、中国が1,444億ドル、韓国が1,080億ドル、台湾が1,032億ドル、米州が775憶ドル、日本が451億ドルの予想。

・英調査会社グローバルデータでは自動車需要予測が、2024年で8845万台(前年比+2%)と2023年の増加率+10%を大きく下回る。中国社メーカの台頭や開発費高騰が大きく影響する。

・中国半導体受託大手SMICは前年同期比で売上が+30%、利益が+58%と発表。中国の半導体国産化の政策が恩恵となった。8割が中国国内向けが現状。家電の消費電子向けが43%、スマフォ向け25%、PCやタブレット向けが16%、自動車向けが8%。しかし、設備稼働率は70%と最適水準の85%を大きく下回る。記者会見では新たな生産能力増強には慎重な姿勢を示した。

・ニッケル価格の下落が大きい。銅の下落率3%やアルミは上昇と比較しても、ニッケル10月の月間下落率は10%で大きい。銅は電線需要、アルミはボーキサイトの環境規制が価格上昇に寄与している。ニッケルはEV需要の減衰と共に、高価なニッケル不使用のLFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)の増産がある。また、中国の建設需要の鈍さも影響している。


日本の10月鉱工業生産の電子部品・デバイス工業は、

生産:前月比:ー8.5%・前年同月比: +5.7%、

出荷:前月比:ー8.3%・前年同月比: ー0.6%、

在庫:前月比:ー4.7%・前年同月比: ー19.3% となった。

出荷ー在庫:前月比:ー3.6%・前年同月比+18.7%と9月(+23.6%)から悪化した。3か月平均は+23.86%。在庫循環としては、在庫減・出荷減 → 在庫減・出荷減と景気下落な方向に進んでいる。


§東証から感じたコト&12月の見通し

トランプ大統領の誕生+上下両院とも共和党です。米国株にはポジティブ、日本株にはネガティブですね。今後、どんな要求を突き付けられるのか、、、

トランプ政策の項目

(関税)中国60%、メキシコ・カナダ25%。今は中国10%だが、、、

(環境)原油、天然ガスの掘削緩和。天然ガスの日本への営業

(外交)米国だけ良ければよい。軍事費を増大させて、米国兵器の営業


11月はボラティリティが非常に少ない月で、苦労しました。大きく利益を取るにはトレンドが必要で、ブレイクを完全に狩っていく相場。含み損を耐えながらトレンドを待つ重要性を強く感じました。本来ではダメですが。

12月は日銀の利上げで大きく下落すると感じます。利上げの理由は、

①11月東京消費者物価指数が2.2%と予想2.0%以上

②植田和男氏が利上げ容認発言を連発

が挙げられます。

また、12月恒例の損失出しが出て、26日に向けて大きく下落すると思います。


§東証先物+現物の売買動向

外国人の売買動向(現物+先物)は、11月第1週0.77兆買い越し、11月第2週0.04兆買い越し、11月第3週0.41兆売り越し、外国人に少し買われた月。しかし、日経平均は下落傾向。個人が売ってるからですね。


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