ご無沙汰しております。
今月はプラスでした。先月のマイナスを取り返せませした。
2023年初来パフォーマンス(11月末) +41.52%
§市況
・FRBパウエル発言の動向として、米国10年債金利5~4.5%に安定操作したい意図が感じられる。金利が高すぎると経済が不安定化するし、金利が低いとインフレが再加熱する。これらの数字を見ながら、ハト派とタカ派の発言をしてるように見える。BOXを意識した運用を考えれば、対応し易そう。
・7-9月期大・中企業向け融資の貸出基準は35.6%が厳格化し、企業の借り入れ需要は-30.5と5四半期連続のマイナス。
・AMD7-9月期決算(前年比)は売上高+4.2%、純利益4.5倍、EPS70セント(予想以上)。データセンタ▲0.7%、パソコン+42.2%、ゲーム▲7.7%とパソコンが牽引。10-12月期売り上げ見通しは61億ドル±3億ドル(市場予想63億7,000ドル)と市場予想に届かない。半導体は復活しつつあるが、市場の織り込みが強すぎる印象。
・米財務省は海外中央銀行で、米国債の需要が低下していると感じている。発行額伸び(前年比)は10年債+20億ドル(8月は+30億ドル)、30年債は+10億ドル(8月は+20億ドル)と10年債の起債額トレンドが低下した。これを受けて、10年債金利が低下する場面があり、10年債の品薄感演出により金利低下した。
・10月ISM製造業指数(前月比)は新規受注45.5(▲3.7)、生産50.4(▲2.1)、雇用46.8(▲4.4)、支払価格45.1(+1.3)となった。要約するとインフレで生産活動が低下しているとの状況を現わしている。
・2024年3月期上場企業の純利益見通しは前期比+13%(+6%:9月時)と好調。7-9月期GDP速報値は-2.1%(前月比年率)で、個人消費は-0.04%(2四半期連続)と低迷。実質の雇用者報酬は-2.0%(8四半期連続で前年割れ)、設備投資も-0.6%(2四半期連続)。上場企業と国内GDPの差が歴然となった。
・3月期決算企業で17日までに決算発表した1,074社集計では、全体の純利益は10%増の3年連続増加。
・10月DRAM大口取引価格は前月から6カ月連続の横ばい。メモリーメーカ減産やPC販売が伸びない。DDR4型8ギガが1.48ドル前後、4ギガが1.1ドル前後。モジュールメーカはDRAM需要が貯まっており、一定量以上のDRAM調達を控えている。値上げは拒否姿勢。
・NVIDIA8-10月期決算で、売上高181億ドル(予想161憶ドル)、EPS4.02ドル(予想3.37ドル)と予想以上の好決算。AI関連の堅調な業績が確認された。しかし、中国への輸出規制が業績の重しになる可能性を説明され、発表後の株価は高値で停滞している。
・米国ベージュブックでは経済活動は原則と報告された。消費者は価格に負けて、家電等の消費が減った。更に労働需要は緩和傾向、物価が高止まりか減速傾向。今後の6~12カ月の見通しは悪化。
半導体市況はメモリの価格が改善してきました。AIは絶好調なので、半導体復活が見えてきました。もう上がってる銘柄が多いですが、、、中国規制リスクや中国からの撤退検討の企業が多く見られてきました。経済フローが大きく変わるかもしれません。1月台湾選挙は注目ですね。米国の雇用と消費が減速してきました。GDPは良いですが、急減速する可能性もあり、シクリカル銘柄が買えないです。下がったら、シクリカル銘柄買いたいですが、そういう人が多そう。
§東証先物+現物の売買動向