2024年6月2日日曜日

2024年5月を超えて

ご無沙汰しております。

今月は大きくマイナスです。決算で大規模被弾を食らい、この結果となっています。今年は頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(5月末) +2.24%


§市況

・東証3月決算企業210社の7日時点2023年決算結果は、売上+0.1%、営業利益+33.3%、当期純利益+18.5%となった。売上は伸びないが、為替と原価低減(輸入資源の価格転嫁?)のみで利益を稼いだ模様。

・東証3月決算企業の2025年3月期純利益は前期比-4%と推定。要因は想定為替レート140~145円/$、鉄鋼などの中国過剰生産デフレ、自動車生産鈍化である。専門家は保守的予想と捉えており、年後半には見直しが入ると想定されている。

・米国4月ISM景気指数は、製造業49.2(支払価格60.9)、サービス業49.4(支払価格59.2)となった。インフレで原価上昇して、景気全体は悪化していると判断できる。

・米国2024年1-3月期決算は好調である。92%の企業が決算を終え、78%の企業が予想EPSを超えた(過去平均は74%)。EPSが予想を上回った企業の決算後の平均株価上昇は0.6%(過去5年平均は1%)。EPSが予想を下回った企業の決算後の平均株価下落率は、3.3%(5年平均は2.3%)。この要因として挙げられてるのは、ハイテク株の買われ過ぎとインフレによる消費減退。S&P500企業の2024年1-12月利益予想は、前年比+11.1%。

・アーム半導体のMicrosoftパソコンへの採用が決まった。従来はAMDやIntelだったが、エッジAIをPCに搭載がアーム採用のキッカケとなった。電池容量で使用電力の上限があるスマフォやノートPCで、アームの採用が進みそう。2027年までにアーム搭載パソコンのシェアは25%と倍増する。

・4月の国内パソコン出荷台数が前年同月比+14.1%で、出荷金額は前年同月比+20.4%となった。コロナ禍在宅勤務PCの買い替えニーズが発生している。

・24年1-3月期はAI半導体のみが好調を牽引。マイクロン、サムスン、TSMC幹部も同様の発言をしている。マイクロンによれば、HBMの24年分は売り切れて、25年分も殆どの顧客割り当ては終わっている。しかし、TSMC幹部によれば、メモリー以外半導体の24年成長率を10%以上から、10%程度に下方修正した。24年1-3月期Siウエハー出荷面積は、前年同月比で-13.2%であった。信越化学幹部によると、ウェハー回復は24年7-9月期と予想。村田製作所やTDK幹部によると、自動車生産は横這いでFAは24年は弱い。

・PC最大手レノバ2024年1-3月期が前年同月比で純利益2.2倍となった。PC需要の回復とスマートフォンとタブレット需要の回復で増益。AI向け需要のPCが拡大した。

・31日、政府が公務員年金などの100兆円規模公的マネーを積極運用すると日経新聞が報じた。この報道が5月期末の225とTOPIXを押し上げ、大幅高で5月が終了した。

・5月31日の米国PCEが+2.8%と緩やかに下落している確認さら、利上げ期待が後退しました。しかし、個人消費が前年同月比+0.2%(予想+0.3%)と下振れました。消費減速が確認され、非鉄などの商品市況は下落。日中の動きとしては、株式も午前中は下落しました。しかし、利上げ期待後退を理由に大引けにかけて買われる展開。米国個人消費は強い前提が崩れているのに、株が買われる展開に疑問符を感じる専門家もいた。

・グロース市場が大きく下落する5月なので、退場者が発生していると聞きます。プライムとの温度差が酷いですね。


§東証から感じたコト&6月の見通し

半導体が下落に転じたが、電力・空調が相場を引っ張る5月でした。資金循環が美しく巡り、指数は高値推移を続ける状態。公務員年金運用が相場を更に引っ張るか?過去データからは高値警戒をすべき位置だと思いますが、米国が無限に強いので上昇するかもしれません。


§東証先物+現物の売買動向

4月に売り越した先物を5月に買い戻したと言われています。裁定取引なら、現物が余る状況に見えます。6月SQに向けてどうなるか?



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