ご無沙汰しております。
今月はプラスです。下落時に資産防衛するのが、直近の目的でした。しかし、異常な上げの恩恵が全く受けれてません。今年は頑張ります。
2024年初来パフォーマンス(4月末) +12.71%
§市況
・4月4日米国市況は場中に大きく下落した。要因は①期初の益出し売り、②確定申告費用の捻出売り、③カシュカリ連銀総裁の「今年利下げが難しい」発言、④バイデン大統領・メタニヤフ(イスラエル首相)電話会談決裂 が挙げられます。ガザ人道状況の改善を求めたが、イスラエルが拒否。更にイスラエルのシリアにあるイラン公館空爆に対して、米国と連携したイランによる報復への徹底抗戦が話し合われた。イラン参戦予想によるホルムズ海峡封鎖を意識した原油価格上昇など地政学リスクを嫌気したと想定される。
・イランが大使館の報復としてイスラエルにミサイル&ドローン攻撃をしたが、イスラエルの防空システムが99%撃墜。イスラエルは女の子一人の怪我のみ。イランは軍幹部が死亡しているのでバランスはとれないが、イランは報復を終了する見込みだった。米国などが仲裁に入ったが、4月19日にイスラエルがイラン本土を爆撃する。
・4月17日のASMLは受注が予想下回り、1~3月期37%減益。TSMCは業績は予想以上だが、2024年半導体市場の成長率見通しを下方修正。更に設備投資計画を据え置いた。これが日本の半導体関連株の業績見通しの悪化懸念を連想させた。
・TSMCは、メモリを除く2024年の半導体市場全体の見通しを、従来の前年比10%以上増の予測から、新たに前年比約10%増とわずかだが下方修正した。 更に設備投資計画を据え置き。またファウンドリ業界全体の見通しも、以前の20%増から10%半ばから後半へと下方修正した。AI以外の半導体は厳しい状況と考えられて、東京エレ・アドバンテスト・スクリーンは軟調な4月となった。
・日銀の金融政策決定会合は円安トレンドで世間からの利上げ圧力が強い中に開催された。前日に「国債買い入れ月6兆円を見直しか?」との報道もあったが、結果は現状維持。この結果を受けて、円安が急激に進行し、一時160円を記録した。日銀は為替がインフレて与える影響が軽微であるとのスタンスを明示した。彼らの仕事は雇用と物価のみである。
・160円を記録して、財務省が29日に5.5兆円の為替介入を実施した。日銀が緩和で、政府が緊縮という難解な状況。29日に154円台まで円高進行したが、5月1日には158円近くまで戻る。
§東証から感じたコト&5月の見通し
1-3月に日経を引っ張った半導体銘柄が失速している。理由は2つ。①米国が利下げ見込みだったのに、利下げ無し方向へ変換している。②TSMCやASMLの見通しが弱く、半導体銘柄が冴えない。AI半導体の勢いは凄いが、PCやスマフォの動きは鈍い。日経EPSも下落傾向で、見通しは暗い。5月相場は下落の予想。
§東証先物+現物の売買動向