ご無沙汰しております。
今月はプラスでした。年初から縁起がいい。今年も頑張ります。
2024年初来パフォーマンス(1月末) +4.60%
§市況
・自動運転のモービルアイ・グローバルが4日に2024年12月期決算を発表し、減収減益見通しで24%下落した。これに反応して自動車関連半導体株のルネサスが大きく下落。
・米マイクロンの決算が好調。12月に発表した決算は、23年9-11月期で、売上高が47億2600万ドルと事前の市場予想を上回った。23年12-2月期予想も市場予想を上回った。AI関連のHBM周辺の需要が強い
・サムスンの2023年10-12月期営業利益は2兆8,000ウォン(約3,000億円、前年同月比-35%)で、7-9月期より15%増益となった。3四半期連続プラスで、半導体在庫の解消が進んだことが鮮明となった。
・TSMCの2023年10-12月期決算は売上高196億ドル(前年同月比横ばい)で粗利率53%を確保。3ナノ半導体とスマートフォン向け復活が業績を牽引。2024年通期の設備投資は280~320憶ドル(前年300億ドル)と増加する可能性を示唆。
・2023年12月大口取引価格DDR4型8ギガビット品が前月比+3%(1.7ドル/個)、4ギガビット品は前月比+4%(1.3ドル/個)と23年11月から上昇を継続。前年同月比ではそれぞれ10%程度安い。24年Windows10サポート切れ更新需要で、安値確保の動きが始まる。
・電子情報技術産業協会が2023年国内PC出荷台数が666.7万台(前年比-2.9%)と発表。統計を取り始めた07年から過去最低。
・アルミニウムの国際価格が上昇し、LMEでは3カ月先物が前日比+4%の2,237$/tまで上昇。EUがロシアを対象としたアルミ制裁を検討したため。
・不二製油が大幅な下方修正を発表した。背景として買収した米国ブラマー社の不調が指摘されている。コロナによる消費減衰で米国でチョコレートの販売が不振。
・米国テスラ2023年10-12月期決算は、売上251億6,700万ドル(+3.5%)純利益79億2,800万ドル(2.2倍)調整後EPS71セント(予想下回る)。()は前年同月比。納入台数は48万4,570台(過去最高)とだったが、営業利益率は8.2%(前年比-7.8pt)と悪化。2024年の生産と納入台数の成長率は去年を大きく下回る可能性を言及。
・ASML2023年10-12月期(前年比)は、売上高72億3,700万€(+12・5%)、純利益20億4,810万€(+12.7%)、EPS5€20セント(予想上回る)、10-12月期受注額は92億€と4半期ベースで過去最高。2024年通期見通しは、輸出規制が中国での売り上げに悪影響となり、2023年から横這いと予想。
・中国市場での自動車値引きが続く。易車研究院によると、中国市場での平均値引き額は21-22年は1.5~2万元。23年1-9月は2.6万元(52万円)。特に9月のエンジン車の値引きは3万元以上で、新エネ者は1万元強程度に収まっている。
・ナフサ国産価格が2023年10-12月期:72,800円/kg(+14%、7-9月期比)。国際価格の1Q遅れで反映される。中国を中心としたアジアのナフサ需要が上昇したため。今後は紅海の海上経路を回避するため、1-3割のアジア外製品の価格が上昇する可能性がある。
年初から非常に強い相場でした。当初は強い理由が全く分からず、ヘッジ売り等で苦しみました。米国や中国が弱いのに、日本だけが圧倒的に強い。しかも、NISA日本人ですら、日本株を買わないって言われてたのにって思ってました。買ってたのは中国人。自国経済に悲観して、日本株を買うブームだったとか。買いの正体が分かれば、対応は可能ですね。
日本株の好調決算が報告されてますが、自動車関連が非常に強いですね。しかし、主要消費国の中国で、自動車値引き販売が大きくなっています。これが継続すると、厳しいですね。注視すべきです。2月は反動で安くなるでしょう。
§東証先物+現物の売買動向