ご無沙汰しております。
先月の負けを跳ね返して、年初来高値を更新。プラス再開。一安心です。
2023年初来パフォーマンス(6月末) +14.01%
§市況
・6月ダラス連銀製造業景気指数(前月比)が-23.2(+5.9)と改善したが、企業コメントとして「今後、数カ月は顧客の事業不振による在庫調整が続くため事業活動が鈍くなる」と記載され、リセッションが意識される。
・6月29日、米国マイクロンはSECへの報告で、「中国当局から重要情報インフラへのセキュリティリスクがあり、国家安全に影響がある」との指摘を明らかにした。中国国内のサーバメーカは、マイクロン製メモリの搭載を停止した。マイクロン製品は競争力が低く、中国当局の調達禁止への対応は容易と中国国内メーカは判断した。これを受けて、東証の半導体株は若干の弱さを見せた。
・マイクロン3-5月期決算は赤字額が前期より縮小し、売上・EPSともに予想より上昇。マイクロン幹部はAI関連を含む需要増や業界全体の減産は「収益状況は底を打った」と発言。半導体の先行きが明るくなった。
・ISM製造と非製造共に悪い状況でも、米国GDP1Qは+2.0%。非常に強い環境です。リセッション懸念や利上げの影響を跳ねのける強さ。これには追従するしかありません。
①ソシオネクストのS安について
今年前半に圧倒的な強さを誇ったソシオネクスト(MAX時価総額8,000億以上)がS安を付けた。相場を牽引した銘柄が大きく下落するのは、相場トレンドの転換を示します。
②リバランスするGPIF
機関投資家は株や債券の保有比率が決まっているので、急騰した株の割合が大きくなる。この保有比率を適正化するために株を売る機関投資家が、中間期末6月末に発生する。様々な機関投資家の売り圧力は4兆円存在する。更に7月7、10日にETFが配当金の捻出売りとして、1兆1,000億円超えの売り圧力が存在する。
③中国株から日本株へ
欧米投資家が中国リスクを敬遠して、日本株を購入し始めてると報道されています。真偽は不明ですが、日本の経済的な好調は事実です。この業績で買われる?と感じる高配当株もありますが、逆らっても無意味と思います。
§東証先物+現物の売買動向
現物が売り越しに転じました。相場の転換点かもですね。一時的に下落した場合の挙動を確認していきたいですね。裁定買い残も大きく膨らんでおり、更に積み上げるエネルギーがあるかを確認したいです。長期な上昇であれば、目先高値の株数を超えて行くでしょう。