ご無沙汰しております。
今年は頑張ります。
2025年初来パフォーマンス(5月末) -1.9%
§市況
・4月米国ISM製造業指数は48.7(予想48.0)と悪化。不況時には42以下となるのが目安。新規受注47.2(前回比+2.0)、支払価格69.8(前回比+0.4)、雇用46.5(前回比+1.8)。受注は回復。雇用も回復って印象。支払い価格が高止まりだから、トランプ効果で国内の製造業に復活の兆しと見える。マジでMAGAか?
・4月米国ISM非製造業指数は51.6(予想50.8)と改善。不況時には42以下となるのが目安。新規受注52.3(前回比+1.9)、支払価格65.1(前回比+4.2)、雇用49.0(前回比+2.8)。インフレ上昇、受注改善。雇用が改善。景気がインフレ下でも力強く上昇。意外と雇用が復活。米国経済は改善傾向。
・日本2025年1-3月期GDPが-0.7%、民間エコノミスト10人は4-6月期-0.2%と予想。他の予想では+0.2%と鈍化。景気後退の可能性が高まって来た。ドイツ2025年1-3月期GDPが+0.8%と鈍い、フランス2025年1-3月期GDPが+0.5%と低迷。世界的に景気悪化傾向。
・国際銅研究会(ICSG)は25年銅需要見通しは28.9万トンの供給過剰(24年9月に発表した25年見通しは19.4万トン供給過剰)。国際ニッケル学会(INSG)は25年のニッケル需要見通しは19.8万トン供給過剰(24年9月に発表した25年見通しは13.5万トン供給過剰)
・DRAM4月大口取引がDRR4型8ギガで1.87ドルと前月比+10%。11カ月ぶりの上昇。4ギガでも1.43ドルと前月比+10%と11カ月ぶりの上昇。DDR4の世界大手サムスン、Skハイニクス、マイクロンが生産縮小を続ける背景がある。米国関税政策も駆け込み需要を喚起し、価格上昇に繋がっている。
・20日に財務省が行った20年物国債入札が非常に不調であった。プライマリーバランス黒字化目標を2025年度から2025~2026年度と後ズレさせたこともあり、日本国債の金利が急騰している。
・米国債のムーディーズ格下げ、トランプ減税法案、21日に行われた米国20年債入札不調で米国債金利が急騰している。今後インフレが進むと予想され、10年債4.5%程度の利回りでは不満との市場反応。
・2025年3月期プライム上場1,072社の純利益は52兆1,352億円(前期比+10%)で、非製造業29兆8,267億円(前期比+20%)が牽引。しかし、1-3月期は6四半期ぶりの減益(-9%、9兆3,833億円)となった。1-3月期の製造業は26%減益、非製造業は6%増。2026年3月期は7%と6年ぶりの減益予想となっている。
・29日に米国国際裁判所が関税阻止の判決を下した。小規模事業者が訴訟したもの。米国政府は控訴を申し立てた。
・28日にNVIDIAが発表した2-25年2-4月期決算は、売上高440億6200万ドル(前年同月比+69%)、純利益187億7500万ドル(同年前月比+26%)であった。市場予想を上回った。中国への輸出制限で45億ドル損失を見込んだが、ブラックウェルの歩留まり改善で利益が今後は改善傾向になるが大きなニュースだった。
§今月のトランプ大統領の関税&鎖国政策
・米国の対日関税が自動車完成品と部品共に25%が発動となった。5月3日から。今後の交渉でも自動車完成品と部品、鉄鋼アルミ完全に関しては交渉して低減はしない方針
・日本は自動車完成品と部品関税は受け入れられない姿勢を貫く。自動車部品企業としては、NTN(ベアリング)、ニッパツ(バネ)、小糸製作所(ライト)
・農産物の受入れで対応を検討
・米国半導体チップ設計大手(Candence、Synopsys、Siemens)に中国への販売停止命令
・鉄鋼輸入を25→50%へ引き上げる。
・米国の弱い経済指標が急激に多発。トランプ関税の将来的な影響を意識と囁かれる。
§東証から感じたコト&6月の見通し
生成AI関連が圧倒的に強い。それだけが異彩を放つ強さ。先端半導体だけで相場を持たせれるのは続くのか?コナミやKDDIも売られ始めてきた。
債権変動率 : -6.09%、 指数変動率 : +5.33%
§東証先物+現物の売買動向
外国人の売買動向は、
※上記数値はフィクションです。
外国人は5月第1週は、リバからの上昇局面で現物買い・先物ヘッジ売り。第2週~第3週にヘッジ解消して本気買いで、天井を付ける。第3週~第4週まで、ヘッジ売り再開したが、第5週で現物の大量買い。日経38,000円の壁を意識するように上値重い。しかし、メジャーSQ前に年初からの大量の先物売りの扱いが気になる。
