ご無沙汰しております。
今年は頑張ります。
2025年初来パフォーマンス(2月末) +3.06%
§市況
・2月米国ISM製造業指数は50.9(予想49.9)と改善。不況時には42以下となるのが目安。新規受注55.5(前回比+3.0)、支払価格54.9(前回比+2.4)、雇用50.3(前回比+4.9)。受注は改善。雇用も改善って印象。支払い価格が上昇だから、インフレを伴う好景気。製造業は回復に向かってるって印象。
・2月米国ISM非製造業指数は52.8(予想54)と回復。不況時には42以下となるのが目安。新規受注51.3(前回比-3.1)、支払価格60.4(前回比-4.0)、雇用52.3(前回比+1.0)。インフレ低下、受注低下。雇用が維持。ちょっと景気停滞気味?悪化しそう、、、
・米IT主要4社(アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、メタ)の2024年1-12月の設備投資額は前年比6割増の約2,450億ドル(37兆円)。2025年設備投資予定は、以下の表の様に24年に比べて加速する。
・2024年1-3月期NAND市況が急速に悪化している。売れ筋スマフォがiPhoneから低価格スマフォに流れて、iPhone在庫が過剰になっている。メモリ各社は設備投資額を減らす。キオクシアは設備投資額を2024年比-25%。
・DRAM1月大口取引がDRR4型8ギガで1.75ドルと前月比-6%。下落は5カ月連続。4ギガでも1.34ドルと5カ月連続下落。中国で国産DRAMを優遇してるため。
・MicrosoftはDC2か所分のDCリソースを解約したと米国金融サービス会社(TDカウエン)が報道。Microsoftは否定している。事実であればDC設備に余剰が出始める可能性がある。
・NVIDIA決算は予想を上回っていたが、来期見通しの利益率が61%→58%へ低下するのを嫌悪して-8%暴落。新製品ブラックウェルに注力するために利益率が低下する見込み。
§今月のトランプ大統領の関税&鎖国政策
①米国がアルミを含む製品を123品目に25%関税を発動する。蓄電池用アルミ箔が従来の品目であったが、半導体製造装置関連や航空機部品も含む変更になる。更に自動車関連に25%関税を予定している。
②2/25に米国政府は、東京エレクトロンとASMLが中国に提供するメンテナンスサービスの制限を制限する対中半導体規制強化を議論した。
③カナダとメキシコ25%関税は3月に予定通り実施する見通し。
④EUからの輸入品(自動車を含む)に一律25%関税を検討。
・米国の弱い経済指標が急激に多発。トランプ関税の将来的な影響を意識と囁かれる。
§東証から感じたコト&3月の見通し
DC関連で強さを誇って来たフジクラや古川電工が半導体市況の暗雲から陰り、三菱重工やIHIが米国軍備縮小の意向から陰り、ゲーム(コナミ、スクエニ、DeNA)が上昇した相場変化であった。ゲーム株が市場全体を引っ張れるかが3月に上昇出来る鍵となる。
債権変動率 : -11.07%、 指数変動率 : -6.11%
ディスコ
レーティングの引き下げが。3Q決算は素晴らしかったのですがレーティングを受けて、1/23決算後株価47,430円 → 2/25レーティング後株価41,100円と急落。対中半導体規制も関連して、半導体市場の環境が激変してきた可能性がある。
§2月に強かった銘柄
好業績。
●6752:パナソニック
白物家電を中心とした事業再編の意向を表明。収益構造の改善を期待される。日立の二番煎じか?
●9602:東宝
1月映画部門速報が好調と3Q決算で株価強さを維持。
§東証先物+現物の売買動向
外国人の売買動向は、
※上記数値はフィクションです。
外国人は1月第5週~2月第4週まで、相変わらずの先物売り仕掛けと現物の裁定解消売りを行ってました。更に先月に買った現物を全て売り切った状況です。外国人の売りポジは溜まり、利益確定するために指数を下に走らせたい状況です。3月SQにかけて外国人の売り仕掛けが発生する可能性があります。裁定差し引きが多いので上値重いかもしれません。3月は反発を挟みながら、下落しそう。
