2025年2月28日金曜日

2025年2月を超えて

 ご無沙汰しております。

今年は頑張ります。

2025年初来パフォーマンス(2月末) +3.06%


§市況

・2月米国ISM製造業指数は50.9(予想49.9)と改善。不況時には42以下となるのが目安。新規受注55.5(前回比+3.0)、支払価格54.9(前回比+2.4)、雇用50.3(前回比+4.9)。受注は改善。雇用も改善って印象。支払い価格が上昇だから、インフレを伴う好景気。製造業は回復に向かってるって印象。

・2月米国ISM非製造業指数は52.8(予想54)と回復。不況時には42以下となるのが目安。新規受注51.3(前回比-3.1)、支払価格60.4(前回比-4.0)、雇用52.3(前回比+1.0)。インフレ低下、受注低下。雇用が維持。ちょっと景気停滞気味?悪化しそう、、、

・米IT主要4社(アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、メタ)の2024年1-12月の設備投資額は前年比6割増の約2,450億ドル(37兆円)。2025年設備投資予定は、以下の表の様に24年に比べて加速する。

企業前年比投資予定額
アマゾン3割増1,000億ドル
メタ7割増650億ドル
アルファベット4割増750億ドル
マイクロソフト4割増
800億ドル

・2024年1-3月期NAND市況が急速に悪化している。売れ筋スマフォがiPhoneから低価格スマフォに流れて、iPhone在庫が過剰になっている。メモリ各社は設備投資額を減らす。キオクシアは設備投資額を2024年比-25%。

・DRAM1月大口取引がDRR4型8ギガで1.75ドルと前月比-6%。下落は5カ月連続。4ギガでも1.34ドルと5カ月連続下落。中国で国産DRAMを優遇してるため。

・MicrosoftはDC2か所分のDCリソースを解約したと米国金融サービス会社(TDカウエン)が報道。Microsoftは否定している。事実であればDC設備に余剰が出始める可能性がある。

・NVIDIA決算は予想を上回っていたが、来期見通しの利益率が61%→58%へ低下するのを嫌悪して-8%暴落。新製品ブラックウェルに注力するために利益率が低下する見込み。

§今月のトランプ大統領の関税&鎖国政策

①米国がアルミを含む製品を123品目に25%関税を発動する。蓄電池用アルミ箔が従来の品目であったが、半導体製造装置関連や航空機部品も含む変更になる。更に自動車関連に25%関税を予定している。

②2/25に米国政府は、東京エレクトロンとASMLが中国に提供するメンテナンスサービスの制限を制限する対中半導体規制強化を議論した。

③カナダとメキシコ25%関税は3月に予定通り実施する見通し。

④EUからの輸入品(自動車を含む)に一律25%関税を検討。

米国の弱い経済指標が急激に多発。トランプ関税の将来的な影響を意識と囁かれる。

経済指標当月前月
サービス業PMI49.75.35
ダラス連銀製造業活動指数-8.314.1
シカゴ連銀景気指数-0.030.18
ミシガン大学消費者信頼感指数64.771.1


§東証から感じたコト&3月の見通し

DC関連で強さを誇って来たフジクラや古川電工が半導体市況の暗雲から陰り、三菱重工やIHIが米国軍備縮小の意向から陰り、ゲーム(コナミ、スクエニ、DeNA)が上昇した相場変化であった。ゲーム株が市場全体を引っ張れるかが3月に上昇出来る鍵となる。

債権変動率 : -11.07%、 指数変動率 : -6.11%


ディスコ

レーティングの引き下げが。3Q決算は素晴らしかったのですがレーティングを受けて、1/23決算後株価47,430円 → 2/25レーティング後株価41,100円と急落。対中半導体規制も関連して、半導体市場の環境が激変してきた可能性がある。


§2月に強かった銘柄

●1812:鹿島建設

好業績。

●6752:パナソニック

白物家電を中心とした事業再編の意向を表明。収益構造の改善を期待される。日立の二番煎じか?

●9602:東宝

1月映画部門速報が好調と3Q決算で株価強さを維持。


§東証先物+現物の売買動向

外国人の売買動向は、

現物先物差し引き残
 1月第5週-307,216-174,006835,619
 2月第2週-274,415-368,876776,489
 2月第3週102,76579,408792,550
 2月第4週-161,671-462,029713,424
1月5週~2月末〆-640,537-925,503713,424

※上記数値はフィクションです。

外国人は1月第5週~2月第4週まで、相変わらずの先物売り仕掛けと現物の裁定解消売りを行ってました。更に先月に買った現物を全て売り切った状況です。外国人の売りポジは溜まり、利益確定するために指数を下に走らせたい状況です。3月SQにかけて外国人の売り仕掛けが発生する可能性があります。裁定差し引きが多いので上値重いかもしれません。3月は反発を挟みながら、下落しそう。


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2025年1月31日金曜日

2025年1月を超えて

 ご無沙汰しております。

今年は頑張ります。

2025年初来パフォーマンス(1月末) +1.01%


§市況

・1月米国ISM製造業指数は49.3(予想48.2)と悪化。不況時には42以下となるのが目安。新規受注52.5(前回比+2.1)、支払価格52.5(前回比+2.2)、雇用45.3(前回比-2.8)。受注は改善。雇用は悪化って印象。支払い価格が上昇だから、インフレが再燃化。製造業はどっち?って印象。雇用を削減インフレだから、経済が悪化に突き進んでる?。

・12月米国ISM非製造業指数は52.1(予想55.5)と回復。不況時には42以下となるのが目安。新規受注53.7(前回比-3.7)、支払価格58.2(前回比+0.1)、雇用51.5(前回比-1.5)。インフレ再燃、受注低下。雇用が低下。単なる景気はインフレで、雇用は停滞って印象。悪化しそう、、、

・米アップルはiPhone16の価格を、中国で値下げすると発表。中国製スマフォとの競争が激しく、巻き返すためと見られる。関連する太陽誘電などの部品メーカは苦境に立つ可能性も。

・主要小売業2024年9-11月期の営業利益は前年同月比ー5%となり、コロナ緊急事態宣言2021年9-11月期以来の減益となった。2023年12月-2024年2月期までは9四半期連続でプラスとは対照的。インフレにより家計の購買力が低下し、人件費増加で収益力が低下している。帝国データバンクによると2025年1-4月期も値上げ品目は6,000以上と、2024年の約半数になる。

・TSMCの2024年10-12月期決算は売上高、利益共に過去最高となった。7nm以下の先端iPhone向け半導体や、AI半導体生産をほぼ総撮りしている。2025年は売上が20%増、設備投資計画が40%増の380~420億ドルの3年ぶり過去最高更新を見込む。米国アリゾナでは2nm半導体を2025年に製造装置を持ち込み始める。しかし、トランプ「台湾が米国半導体ビジネスの全てを奪った」発言で、関税によるTSMC妨害がリスクとして残る。米国工場誘致に対する補助金の削除も想定される。

・DRAM12月大口取引がDRR4型8ギガで1.86ドルと前月比-2%。下落は4カ月連続。4ギガでも1.43ドルと4カ月連続下落。中国でのPC需要が弱いため。

・DeepSeekショックが発生した。大規模言語モデルで、560万ドル2か月で開発したと発表。NVIDIAの中国向け機能制限版H800という低価格GPUで開発した。性能はOpen-AI O1相当でNVIDIAのH100を使用している。開発コストはDeepSeekで550万ドル(8.7億円)、OpenAIは10億ドル(1500億円)と推定されている。DeepSeekはオープンソースで利用可能。今後のAI開発で低価格GPUが利用でき、費用が抑えらえると想定された。このため高価格GPUで恩恵を受けた半導体製造装置や先端半導体材料株が暴落し、NVIDIAも1月27日約17%下落した。

・米国トランプ大統領はDeepSeekについて、「素晴らしい技術と称賛」。規制の考えは示さなかった。しかし、マイアミでの共闘下院議員会議で「近い将来に外国で生産された半導体や医薬品に関税を課し、米国内での生産を促す」と関税を予告した。Conusumer Technology Association(CTA)の試算で価格がノートPCとタブレットで+46%、スマフォで+26%となる可能性があると報告。トランプ大統領は更にインテルなどの半導体メーカに米国内で工場建設の補助金「CHIPS及び化学法」を撤廃し、補助金を廃止する意向。

・テスラはロボタクシーを6月にテキサス州オースティンで開始する予定で、その他の都市でも年内に運行を始める。


§東証から感じたコト&2月の見通し

アドバンテストが素晴らしい第3四半期決算を発表しました。

通期予想で、売上高1,650億円 → 2,260億円、純利益1,220億円 → 1,670億円

と上方修正。コンセンサスが売上高2,100億円だったのでサプライス決算となった。

直前にはDeepSeekショックで先端半導体不要説が流れて、株価10,000→8,100円まで売られた。しかし、この決算を受けて株価9,000円を回復できずに決算後の値動きとなった。これは非常に重要な値動きで、ここまでの決算でも高値を奪回できないと判断できる。ここから何があれば、半導体株は高値を更新できるのか全く分からなくなった。

日経平均は半導体関連株に大きく作用されるので、2月の上昇は厳しいかもしれない。


§1月に強かった銘柄

●1802:清水建設

工事採算の改善で2Q上方修正があったので、更なる改善が3Q決算で出るとの期待から上昇

●2502:アサヒグループHD

2Q業績が頭打ちで、米国保健福祉省ビベック・マーシー医務総監が「アルコール飲料に健康面でのリスクを警告表示するコトが死者数を減らす効果がある」と見解を示して下落していた。そこからのリバウンド局面

●6506:安川電機、6954:ファナック

決算自体は弱いが、中国の2024年第4四半期GDP+5%などで業績回復期待で買われた。機械受注の回復(トランプ関税の駆け込みと言われているが、、、)や、6000元以下のスマフォに15%の補助を付けることが好感されている。

●7013:IHI

好業績に加え、米トランプ大統領の防衛費増額要求による更なる業績拡大を意識した上昇。

●8801:三井不動産

日銀追加利上げを十分に織り込んだリバウンド上昇。

●9983:ファーストリテイリング

コンセンサス通りの決算だったが、中国の苦戦で計画を下回った。このため決算後は売り込まれたが、織り込んでリバって来た。


§東証先物+現物の売買動向

外国人の売買動向は、

現物先物裁定差し引き
12月第5週-60,859-152,814994,105
 1月第2週361,309-832,174947,864
 1月第3週3,059-959,701719,761
 1月第4週391,049539,560818,798
12月5週~1月末〆694,558-1,405,129

※上記数値はフィクションです。

外国人は12月第5週~1月第3週まで、怒涛の先物売り仕掛けと現物の裁定解消売りを行ってました。1月第4週で買戻しを行いましたが、外国人の売りポジは溜まってる状況です。2月SQにかけて外国人の売り仕掛けが発生する可能性があります。裁定差し引きが多いので上値重いかもしれません。2月は下落しそう。


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2025年1月5日日曜日

2024年12月を超えて

 ご無沙汰しております。

ごちゃごちゃが全くかみ合わず。来年は頑張ります。

2024年初来パフォーマンス(12月末) ー13.46%


§市況

・12月米国ISM製造業指数は48.4(予想47.6)と悪化。不況時には42以下となるのが目安。新規受注50.4(前回比+3.2)、支払価格50.3(前回比-4.5)、雇用48.1(前回比+3.7)。受注は急改善。雇用は急改善って印象。支払い価格が急低下だから、インフレが鎮静化。製造業は急速に回復するかも?って印象。経済が復活に突き進んでる?。

・12月米国ISM非製造業指数は52.1(予想55.5)と回復。不況時には42以下となるのが目安。新規受注53.7(前回比-3.7)、支払価格58.2(前回比+0.1)、雇用51.5(前回比-1.5)。インフレ再燃、受注低下。雇用が低下。単なる景気はインフレで、雇用は停滞って印象。悪化しそう、、、

・主要製造業の労組である金属労協は、春闘ベアを過去最高の1.2万円(+4%)を求める。消費者物価指数が10月まで31カ月連続で2%で、生鮮食料品を除く食料は+3.8%であるコトが理由。このため実質賃金は8月以降マイナス圏(6月に2年3か月ぶりにプラスに転じたが一時的)。対して東証プライム上場の製造業25年3月期純利益は前期比-5%と2年ぶりの減益見通し。

・半導体商社リョーサンは中国電気自動車大手IATと設立した合弁会社で、内製化が進む中国製の輸入に向けて動き出す。米国の半導体規制など複雑化する輸入手続きで強みを発揮する。

・キャリー取引が円からスイスフランに移行しつつあり、円安圧力が弱まる可能性がある。スイスはインフレ鈍化で直近3会合連続で利下げし、政策金利を1%にした。更に12月に0.5%利下げを予定している。日銀は12月に0.25%利上げの可能性があり、実施するとスイスの政策金利0.5%で同じとなる。スイスは利下げ継続意欲で、日銀は1%まで金利上昇する意図がある。今後の金利動向を考えるとキャリー取引が円からスイスフランに移行する可能性がある。

・OPECが11日に2025年の石油需要の伸びを前年比+145万バレル(11月発表時より‐9万バレル)と引き下げた。欧米は比較的に強いが、中国の建設需要が伸び悩むため。

・PC用SSDが10-12月期の大口取引価格が7-9月期に比べて10%程度安く決着した。これまで四半期ごとに10%上昇したトレンドに変化が現れている。SSD主要用途のPCが非常に悪い売れ行き。

・FOMCが18日行われ、0.25%利下げを実施。25年の利下げ回数見通しを4→2回に減少させた。タカ派姿勢と見られて、ダウー2.58%、ナスダックー3.56%、SOX-3.85%となった。

米マイクロンが18日発表した第2・四半期決算の見通しは売上高が77億―81億ドル、特殊要因を除いた1株当たり利益が1.33―1.53ドル、ともに市場予想を下回った。LSEGがアナリストらに実施した市場予想はそれぞれ89億8000万ドル、1.91ドルだった。売上高の大半のDRAMの市況が低迷。データセンターやPC、スマフォなどのDRAMは、消費需要の弱さや供給過剰の状況。CEOは「PCの買い換えサイクルがより緩やかに展開されており、われわれは今年のPC出荷量の伸びが以前の想定にやや届かず、横ばいにとどまると予想している」と述べた。

・DRAM11月大口取引がDRR4型8ギガで1.90ドルと前月比-4%。下落は3カ月連続。4ギガでも1.46ドルと3カ月連続下落。HBMの供給が安定し、中国でのPC需要が弱いため。

・日銀がまさかの金利据え置きでした。春闘を確認したいとも発言してるので、来春までは金利維持でしょう。流石に理解が出来ません。

・FRBは0.25%利下げを行ったが、今後は慎重に利下げを判断していくとの見解を示した。

・iPhone17向けA19シリーズは3nm半導体が使用される見通し。2nm半導体は2026年まで実用化が遠のく。

中国人民元が2023年以来初めて1ドル=7.3元を超えた。完全に元安誘導しており、経済状況を一変させる可能性がある。

日本の11月鉱工業生産の電子部品・デバイス工業は、

生産:前月比:ー2.2%・前年同月比: +0.5%、

出荷:前月比:+1.2%・前年同月比: ー2.2%、

在庫:前月比:ー0.8%・前年同月比: ー16.5% となった。

出荷ー在庫:前月比:+2.0%・前年同月比+14.3%と9月(+18.7%)から悪化した。3か月平均は+17.23%。在庫循環としては、在庫減・出荷減 → 在庫減・出荷減と景気下落な方向に進んでいる。特筆すべきは、在庫の減り方が減少しているので、在庫が積み上がり始めている。


§東証から感じたコト&1月の見通し

トランプ大統領が何をするか?予測不可能です。関税や減税によるインフレは2026年まで顕在化しないって説明が多いですね。それまでは金利も上昇せず、返済猶予されてる不動産融資も炎上しないでしょう。

日本市場12月はボラティリティが少ない月で、苦労しました。EPSが頭打ちですが、為替が高値維持なので日経も横這い。大きな波乱はなさそう

§東証先物+現物の売買動向

外国人の売買動向(現物+先物)は、12月第1週0.56兆買い越し、12月第2週0.63兆買い越し、12月第3週0.54兆売り越し、外国人に少し買われた月。しかし、日経平均は上昇傾向。


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